愛犬の去勢手術。 2匹のキャバリアと暮らして考えたこと

わんことの日々

愛犬の去勢手術。

オス犬と暮らしていると、一度は考えることがあるのではないでしょうか。

我が家では、先代犬のパズーも、現在一緒に暮らしているナギも去勢手術を受けています。

でも、去勢することを決めるのは、私にとって簡単なことではありませんでした。

「この子の体のことを、私が勝手に決めていいのかな?」

そんな迷いもありました。

今回は、2019年7月に受けたナギの去勢手術を中心に、手術を決めた理由や当日の様子、先代犬パズーとの違いについて振り返ってみようと思います。

去勢手術をするか、しないか

ナギを我が家に迎えたのは、2019年5月19日。

生後6ヶ月のときでした。

そして、その約2ヶ月後の7月に去勢手術を受けました。

去勢手術については、パズーのときにも悩みました。

オス犬として生まれてきたのに、人間の都合で手術を受けさせていいのだろうか。

パズーの子供も、ナギの子供も、見てみたいと思ったことはあります。

でも、実際に繁殖するとなれば、相手の犬のこと、生まれてくる子犬たちのこと、その後の暮らしのことなど、考えなければならない問題がたくさんあります。

ただ「子供を見てみたい」という気持ちだけで、簡単に決められることではありません。

私自身、繁殖をする予定はありませんでした。

それなら、去勢をした方がいいのではないか。

そう考えるようになりました。

私が去勢手術を選んだ理由

去勢手術を決めた理由は、大きく分けて3つありました。

ひとつは、人間と一緒に暮らしていくうえで、ナギ自身も暮らしやすくなるのではないかと思ったこと。

未去勢のオス犬は、発情中のメス犬に強く反応することがあります。

繁殖する予定がないのに、そうした本能を抑えながら暮らすことは、ナギにとってストレスにならないだろうか。

そんなことを考えました。

もちろん、すべての未去勢の犬がストレスを抱えているわけではありません。これは、当時の私が心配していたことです。

ふたつ目は、将来的な病気のリスクです。

去勢によって予防できる病気や、発症の可能性を減らせる病気があることも、判断材料になりました。

そして3つ目は、繁殖の予定がなかったこと。

いろいろ考えた結果、私はナギに去勢手術を受けてもらうことにしました。

去勢手術のメリットとリスクについて

一般的に、オス犬の去勢手術には、精巣の病気を防ぐことや、良性前立腺肥大など男性ホルモンが関係する病気のリスクを減らすメリットがあるそうです。

一方で、全身麻酔や手術に伴う負担、術後の合併症の可能性も。

また、去勢の時期によっては、犬種や成長段階によって長期的な健康への影響が異なることも分かってきています。

現在は、すべての犬に同じ時期の去勢を勧めるのではなく、犬種や年齢、健康状態、生活環境などを考慮して個別に判断することが重視されているそうです。

去勢にはメリットもリスクもあるので、迷ったときはかかりつけの獣医師さんと相談して決めることが大切だと思います。

先代犬パズーは、去勢してもマーキングが直らなかった

去勢手術を考えるとき、マーキングの問題も気になるところですよね。

私の周りにも、未去勢のわんちゃんが家の中で足を上げてマーキングをしてしまい、困っている飼い主さんがいたこともありました。

実は、先代犬のパズーもそうでした。

パズーが去勢手術を受けたのは、1歳を過ぎてから。

でも、手術を受けたからといって、室内でのマーキングがなくなることはありませんでした。

一方、ナギはというと。

生後6ヶ月で迎えた時点で、ペットショップである程度トイレのしつけができていました。

家に来た当初からトイレの失敗はほとんどなく、今も室内で足を上げることはありません。

ただし、去勢したあとも、外ではしっかり足を上げておトイレをします(笑)。

同じキャバリアでも、本当に違うものですね。

去勢によってマーキングが減る犬もいるそうですが、必ずなくなるわけではありません。

パズーとナギの場合も、手術を受けた年齢だけでなく、もともとの習慣や性格、育った環境など、いろいろな違いがあったのだと思います。

2019年7月、ナギの初めての手術

ナギの去勢手術をお願いしたのは、現在もかかりつけの病院です。

手術当日は、私が仕事を休めなかったため、母にお願いして朝、病院へ連れて行ってもらいました。

私が迎えに行ったのは、仕事が終わった夕方でした。

手術を終えたナギは、まだ少しぼんやりしていました。

普段はマイペースなナギですが、やっぱり手術を受けた直後はいつもと違う様子。

このときの写真も、今でも残っています。

病院からは痛み止めと化膿止めのお薬を処方され、初めてのエリザベスカラーをつけて帰宅しました。

お迎え直後のナギ。
初めての手術でお疲れでした。

初めてのエリザベスカラーも、まったく気にしない(笑)

手術後のナギを見ていて、意外だったことがあります。

それは、エリザベスカラーをまったく気にしていなかったこと。

初めて首の周りに大きなカラーをつけられたというのに、嫌がる様子もありません。

さすが、マイペースなナギ(笑)。

手術後も比較的元気で、普段とあまり変わらない様子で過ごしていました。

これには少し驚きました。

というのも、パズーの去勢手術のときとは、ずいぶん様子が違ったからです。

パズーとナギ、術後の様子はこんなに違った

パズーが去勢手術を受けたのは、札幌の動物病院でした。

そのときは、痛み止めの処方はなく、傷口の消毒をするように言われていました。

手術後のパズーは、しばらく動くのも痛そうでした。

おすわりをしようとしたときに、「キャン!」と鳴くこともあって、見ていてかわいそうだったのを覚えています。

一方、ナギには痛み止めが処方されていました。

そのおかげもあったのか、術後は比較的普段どおりに過ごせていました。

もちろん、手術を受けた時期も病院も違いますし、痛みの感じ方にも個体差があると思います。

だから、単純に薬の有無だけで比較することはできません。

それでも、パズーのときの経験があったので、ナギが元気そうにしている姿には安心しました。

翌日にすっかり元気に。
エリザベスカラーも気にせず
クッションの上でのびのび。

去勢手術をして、ナギは変わった?

去勢すると性格が変わる、という話を耳にすることがあります。

でも、ナギの場合は、特に劇的な変化はありませんでした。

もともと穏やかでマイペースな性格だったので、手術後も基本的にはそのまま。

トイレの習慣も、大きく変わったわけではありません。

去勢したから急におとなしくなったとか、反対に活発になったとか、そういう印象はなかったです。

もちろん、これはナギの場合のお話。

去勢後の行動の変化には個体差があるので、すべての犬に同じことが起こるわけではありません。

今振り返って、去勢手術をしてよかったと思う?

答えは、私はしてよかったと思っています。

もちろん、去勢手術をするかどうかは、今でも簡単に答えが出せる問題ではないと思います。

飼い主が決めるしかないこととはいえ、本当にこれでいいのだろうかと迷う気持ちもあります。

でも、将来的な病気のリスクや、人間と一緒に暮らしていくうえでのこと、繁殖の予定がないことなどを考えて、私は去勢を選びました。

手術による負担があることも分かったうえで、ナギにとってその方がいいのではないかと考えた結果です。

ナギ自身がどう感じているのかは、もちろん分かりません。

だからこそ、これからも健康や暮らしのことを考えながら、大切にしていきたいと思っています。

それにしても、初めてのエリザベスカラーまで気にしなかったナギ。

この頃から本当に、マイペースな子でした(笑)。